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世界平和とお金のない世界 知恵の輪

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親子の会話(父と子)

お父さんと息子が循環社会について語り合っていました。
より良い社会を作るために何が必要か?
 
 
「ねえ、お父さん」
「どうした?」
「宿題が出たんだけどね」
「どんな?」
「循環型社会ともったいないことの関係だって」
「循環型社会って知ってるか?」
「検索してみる」
 
 
・循環型社会とは(Feペディアより)
有限である資源を効率的に利用するとともに
再生産を行って、持続可能な形で循環させながら
利用していく社会のこと。
 
 
「作ったものはすべて再利用するってこと?」
「そうだよ」
「今は使い捨てが多いよね」
「まだまだ使えるのに捨てるからね」
「それがもったいないってことなの?」
「資源を無駄に捨てることだからね」
 
 
「昔はどうだったの?」
「昔は修理して使ったもんだよ」
「お父さんも修理してたの?」
「修理が失敗して捨てたことも多いけど(笑)」
 
 
「お父さんは手作りしたことあるの?」
「中学生のころはラジオを作ったよ」
「どうやって作ったの?」
「子供向けの科学雑誌を買ってねラジオの作り方を見て作るんだよ」
 
 
「ラジオって簡単に作れるの?」
「まず、紙に配線図を書いてね必要な部品や道具を調べて買いに行くんだよ」
「部品って売ってるの?」
「昔の電気屋さんにはみんな売ってたよ」
 
 
「で、お父さんはどんなラジオを作ったの?」
「5球スーパーってやつだよ。アルミの板に穴を開けたり折り曲げたりしてね」
「へ~」
「5つの真空管を使ってコンデンサーとか配線する。ハンダ付けで接続して今で言う基盤を作るんだよ」
「へ~すごいね」
「お手本を見ながらだから(笑)」
 
 
「作ることって面倒くさくないの?」
「ラジオの仕組みがわかるし作る楽しみもあるし資源の大切さが身に付くんだよ」
「で、もったいないと、どうつながりがあるの?」
「壊れたらすぐ捨てるんじゃなくて壊れた部品を交換するだけで使えるんだよ」
 
 
「今はすぐ捨てるよね」
「修理するより新品を買ったほうが簡単だからね」
「だから循環型社会が良いってことなの?」
「大規模リサイクルセンターという施設がその役割をするんだよ」
 
 
「大規模リサイクルセンターの役割って何?」
「お前は家庭菜園って知ってるか?」
「うん、自分ちで野菜を作るんでしょ?」
「自分で野菜を作って自分たちで食べる。野菜くずはどうしてるか知ってるか?」
 
 
「お父さんがバケツの中に野菜くずとボカシを混ぜて作っているやつでしょ?」
「そうだ、ボカシ和えってやつだよ。あれを畑に入れて肥料の代わりに使う」
 
 
「あ、わかった。土から出来た野菜の食べない部分をまた土に戻すってこと?」
「そうだよ、それが循環ってことなんだよ」
 
 
「野菜以外にもそれをやるってことなの?」
「そうなんだよ。オモチャも自転車もテレビもすべての使えないものを集めて再利用するんだよ」
 
 
「どうやって再利用するの?」
「修理できるのもは修理するし修理できないものは分解して部品として再利用し、それ以外は溶解して原料に戻して再利用するんだよ」
 
 
「それなら資源が無駄にならないってことなんだね」
「そうだよ、それが自然と共存するってことなんだ」
 
 
「お父さんは産廃の仕事をやったことあるんでしょ?」
「うん、ダンプで運んで処理場に持って行くんだよ」
「持って行ったらどうなるの?」
「山の中で土に入れて埋めてしまうんだよ」
 
 
「何でそんなこと、もったいないじゃないか」
「回収して再利用するとお金はかかるしそれに新品が売れないと儲からないんだよ」
 
 
「お金の要る社会って儲かることしかやらないの?」
「そうなんだよ、だからお金のかかることはしない。もったいないことがいっぱいあるんだよ」
 
 
「大規模リサイクルセンターってお金儲けのためにあるんじゃないんだね」
「自然のように循環型社会にするためにはね、お金があっては困るんだよ」
「何で?」
「自然界にお金は存在しないからなんだ」
 
 
「お金は血液のように流通したほうが良いって聞いたよ」
「本当はねお金より人と人との心の流通が良いんだよ」
「助け合いにお金は要らないんだね」
「そうだよ、心の循環型社会とも言えるかな(笑)」
 
 
「心の循環型社会って難しいね」
「いや、簡単なことなんだよ。遠くの友達とお話したい時どうする?」
「携帯でお話すればいいじゃん」
「簡単なことだろ?」
 
 
「でも、電話代がもったいないからたくさんお話はできないよね」
「今の世の中は何でもお金が要るからね」
 
 
「お金をもらわなくてもやってる人はいるよ」
「ボランティアと言う人たちね」
「ボランティアが増えると良いんだけどな♪」
「ボランティアだけでは生活できんからな♪」
 
 
「テレビで失業者が多いって言っていたけど」
「今までもったいない話しはしたよね」
「うん」
「もったいないのは物だけじゃないんだよ」
 
 
「他に何があるの?」
「ものはものでも『者(もの)』なんだ」
「者って?」
「者は人のことなんだよ」
 
 
「どうして者がもったいないの?」
「働いて欲しいのに働いてもらえない。働きたいのに働くことができない」
 
 
「何で働けないの?」
「お金が払えないと雇えないしお金が貰えないと働くことができないんだよ」
 
 
「やっぱり、お金がないと何もできないの?」
「給料をもらえる仕事じゃないと大学を卒業した知識の多い人も家を建てることのできる大工さんも魚を獲るのが上手な人も自分を活かすことができないんだよ」
 
 
「それじゃあ何で人は生きてるの?」
「今の世の中はお金が無いと生きていけない物も者もすべて必要だから存在しているのにお金のために無駄にしていることがもったいない」
「どうすれば物も者も活かすことができるの?」
「それはね、お金を無くすことなんだよ」
 
 
「お金を無くすと無駄がなくなるの?」
「そうだよ、とくに資源だね」
「資源って何?」
「ヤフー辞書で調べてみよう」
 
 
・しげん【資源】
1 自然から得る原材料で産業のもととなる有用物。
 土地・水・埋蔵鉱物・森林・水産生物など。
 天然資源。「海洋―」「地下―」
2 広く、産業上、利用しうる物資や人材。
 
 
「資源っていっぱいあるんだね?」
「いっぱいあるけどお前の貯金と同じだよ」
「何で?」
「使い切ったら無くなる」
「そっか~(笑)」
 
 
「だから出来るだけ無くならないようにね」
「水や空気は無くならないよ」
「水も空気も汚したら生きていけないぞ」
 
 
「だから循環型社会が良いってことだよね」
「電気を作るにも資源が要るんでしょ?」
「そうだよ」
 
 
「電気の循環型ってできないの?」
「そりゃあムリだ(笑)」
「使い捨てって感じ?」
 
 
「石油もウランも使いたくないしね。自然エネルギーだけじゃ足りないでしょ?」
「使っても使っても無くならない資源があるんだよ」
「え~、そんな資源があるの?」
「そうだよ、不思議な資源だけどね(笑)」
 
 
「その不思議な資源って?」
「フリーエネルギーって言ってるよ」
「何度か聞いたことがあるけど」
 
 
「第3起電力とも言われているけどね。発電機を回すための入力を100とした時発電機から出る出力が300くらいあるんだよ」
 
 
「それで?」
「出力の300から100を発電機の入力へ、残りの200を充電したり電気製品に使う」
「それって、いつまでも回り続けるの?」
「そうだよ、石油もガスも水も使わないんだよ」


「それができるとどうなるの?」
「それができるとね、環境も汚さないし資源も使わないで無料で電気が作れるんだよ」
 
 
「資源は使わないほうがいいの?」
「フリーエネルギーの発電機の良さはまったく資源を使わないことだけどね、資源って使うことためにあるんだよ」
 
 
「資源って使うためにあるの?」
「そうだよ」
「何で使うためにあるの?」
「使うと言うことは必要だと言うこと。必要なものは使われるためにあると言うこと」
 
 
「ちょっとわかりにくいよ」
「どんなものでも必要だから存在するんだよ」
「僕でも?」
「そうだよ」
「必要じゃないものは存在するはずがないんだよ」
「なんとなくわかる気がする(笑)」
 
 
「お前のおもちゃなんか使ってないのがあるだろ?」
「使っていないのが多いな~」
「それだって、もったいないとは思わないか?」
「使わないのなら誰かにあげればいいじゃないか」
「だって~、人にあげるのがもったいない(笑)」
 
 
「山の木だって使わないのがもったいないよ」
「今ごろのおうちは木が少ないんだよね」
「そうなんだよ、オマケに外国の木が多すぎる」
「何で?」
「外国のほうが安く買えるからなんだよ」
 
 
「日本の山はいっぱい荒れているって言ってたよ」
「お金がかかるから手入れをしないんだよ」
「昔は木と紙で家が出来たんでしょ?」
「そうだよ、だから山の木は大切なんだよ」
「山の木を使わないのも荒れた理由なんだろうね」
 
 
「そういえば焚き火をしなくなったね」
「焚き火は野焼きになるからしてはいけないんだよ」
「昔のような焚き火は出来ないの?」
「農林漁業で必要な焼却とか少ない焼却はいいよ」
「お風呂やご飯を炊くのも木を燃やしていたのにね」
 
 
「火を使う生活は原始的な生活なの?」
「そうじゃないよ」
「だって燃やすことが悪いことみたいだよ」
「電化生活が当たり前になったことと温暖化の原因のCO2を増やさないことなんだよ」
 
 
「温暖化が問題なんだね。だから節電もうるさく言っているんだね」
「本当は電気を使うことが悪いんじゃないよ。発電方法がいけないんだよ」
「例の資源を使わない発電が良いってこと?」
 
 
「そうなんだよ。出来ることならすべて電気で生活することが良いんだよ」
「何で?」
「人間の体も電気エネルギーで動いているんだよ」
 
 
「自然を守るためには原始的な生活になるの?」
「そうじゃないよ。お金の要る経済をやめること。フリーエネルギーで発電して電化生活をする」
「じゃあ今の文化生活は守れるの?」
「そうだね。今よりもっと便利な社会になるよ」
 
 
「もったいない話と循環型社会の話だったけど。それを実現させるためにはお金は邪魔なんだね」
「そうだよ。自然を大切にして健康に生きる。本当に必要なものを必要な量だけ作る。自然のようにすべてとつながる循環型社会がいい」
「うん。わかったよ」


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